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株式会社ドリーム

-社員の夢の実現を応援し、働きがいのある環境を実現-

  • 70歳以上まで働ける企業
  • 人事管理制度の改善
  • 賃金評価制度の改善
  • 戦力化の工夫
  • コンテスト入賞企業

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株式会社ドリームのロゴマーク

企業プロフィール

  • 創業
    1998(平成10)年
  • 本社所在地
    静岡県浜松市
  • 業種
    警備保障業、福祉事業
  • 事業所数

導入ポイント

  • 健康であれば生涯現役で働いてほしいという会社の方針
  • 社員の高齢化が進んでいるため、実態に合うように就業規則を改定
  • 雇用形態や年齢を問わず、個々の取り組みが正当に評価される評価制度の導入、キャリアパ ス制度に連動した賃金制度の導入
  • 「ドリームマネージャー制度」の導入により、社員の夢の実現を応援しモチベーションの向 上を図った
  • 高齢社員のコミュニケーション能力や責任感、豊富な経験による判断力が活かされており、 顧客からの信頼にもつながっている
  • 従業員の状況
    従業員数 74人(2024年4月1日現在) / 60 歳以上の割合 60~64歳 12.7% 65歳以上 48.1%
  • 定年制度
    定年年齢 70歳
  • 70歳以上継続雇用制
    制度の有無 有 / 内容 希望者全員75歳まで継続雇用
2026年02月01日 現在

同社における関連情報

■企業プロフィール

1998(平成10)年7月に警備会社として株式会社ドリームを創業し警備業を中心に防災・防犯事業、歩行訓練特化型デイサービスなどの運営にたずさわる社会福祉事業など幅広く展開しており、様々な分野で地域貢献をしている。

■専門家の視点・取組みのポイント

警備保障業は多くの高齢者が活躍している業界で、安心して働く職場づくりが企業に求められます。経営者のリーダーシップのもとで「働きがいのある会社」を目指して様々な施策を実施している一方、高齢社員との対話にも常に心掛けていることが同社の取組のポイントです。

雇用制度改定の背景

Q.制度改定のきっかけは何でしたか。

社員79人のうち約6割の48人が60歳以上です。現在の事業内容は多彩で、警備業が最も高齢者が多く、平均年齢は60代になります。高齢で入社する人が多く、また、高齢社員の離職も少ないため、高齢化が進んでいるのが現状です。65歳以上の高齢社員が多く働いていたため、実態に合うように制度を改定しました。就業規則上では継続雇用は75歳までですが、75歳以上も運用により契約を更新しています。70歳を超えた人の新規採用もしています。健康であれば生涯現役で働いてほしいと考えています。

Q.高齢社員のモチベーション維持のために工夫している点はありますか。

「働く人が幸せになれる会社」を目指しており、会社の方針として社名のとおり夢を後押しすることを会社の使命としています。だれもが生涯にわたって活躍できる仕組みづくりをしています。年齢や雇用形態に区別なく努力が確実に評価され、昇給につながる後述の「キャリアパス制度」やキャリアパスと連動した「給与制度」を導入しました。自分の努力次第でキャリアアップ、給与アップにつながるので、目標をもって日々の業務に取り組むことができます。

Q.高齢社員に対する配慮はありますか。

夜間業務や自動車の運転が厳しい人もいるため遠距離を避ける等、管制担当者が希望を聞いたうえで負担がかからないように配置しています。

Q.防犯教室や避難所の整備等様々な取り組みをされていますね。

社長の地域の役に立ちたいという想いからあいさつ運動や小学校での防犯教室、AEDの設置や事務所の2階を避難所として整備する等の取り組みを行っています。高齢社員にとっても、様々な社会貢献活動を行うことで地域社会とのつながりを感じられるとともに、活動を通して同僚や上司とコミュニケーションを図る貴重な機会になっていると感じています。

人事管理制度の概要

■評価システム

能力、コア・バリューの2つの評価を「コンピテンシー評価シート」と「コアバリュー体現支援シート」を活用した年4回の自己評価が行われている。さらに上長からの評価をすり合わせたうえで社長に提出する。このシートをもとに社長と面談を実施し、最終評価のランクがキャリアパス制度と連動して給与を決定している。自分の能力や成果を客観的にみられるため自己肯定感が上がると社員から好評である。

■キャリアパス制度

コア・バリューを意識して仕事をし、上司から高い評価を得るとステップアップし給与も上がる仕組みである。制度導入時には社員に対して制度の目的を丁寧に説明した。ステージが上がっていくと役職が上がっていく。努力と成果が確実に評価され、給与にも反映されるため、モチベーションが上がり、一人ひとりのスキルアップにつながっている。

■賃金制度

給与体系は基準内賃金(基本給、残業手当、休日出勤手当等)と基準外賃金(資格手当、能力手当等)からなる。キャリアパス制度と連動した給与テーブルは、コンサルタントを入れて2年かけて構築した。雇用形態や年齢、定年前後による差はなく、キャリアパス制度により年1回の評価が給与に反映される。

高齢従業員戦力化のための工夫

■資格取得支援

国家資格の取得のための費用として受講料や受験会場までの交通費等を2回まで会社が全額負担をしている。高齢社員であっても年齢に関わらず希望者に対して支援を行っている。資格取得を目指す方を対象に社内勉強会を実施。資格取得後は資格手当を支給しモチベーションアップを図っている。

〈社内勉強会〉

■IT化への対応

会社独自のシステムを導入し、アルコールチェッカー使用報告をスマートフォンにて実施。また、ペーパーレス化及び情報の一元管理のためスマートフォンの使用教育を必要に応じて行い、マニュアルを作成した。アルコールチェッカー以外の業務連絡を以前は電話で行っていたが、現在ではスマートフォンを使用している。スマートフォンの使用に不得手な高齢社員に対しては事務所の社員が丁寧に指導を行っているほか、必要に応じて電話でのフォローを行っている。

健康管理・安全衛生・福利厚生

■労災対策

週一回、幹部が現場を巡回し、声掛けや聞き取りを行い、その都度必要な対策につなげている。熱中症には特に気を付けており、空調服の貸与、氷水の配布、長袖シャツの着用を徹底している。夏場は氷水もすぐに溶けてしまうため、ポータブル冷蔵庫を設置した。

■ 社員の夢を応援する「ドリームマネージャー制度」

「社員の夢をかなえるための手伝いをしたい」という思いから社内コンサルタント「ドリームマネージャー」を2022(令和4)年から配置。年齢や役職、在籍年数は問わず、希望者は月に1度の個別面談とグループワークを実施。社員が自らの夢や目標を明確にし、本人の思いや希望に耳を傾け、夢の実現を会社全体でバックアップしている。グループワークを通じ、お互いの夢について話し合うことで交流の機会が増え、お互いに助け合うことが増えた。活動内容は毎月発行している社内報「絆新聞」内の「DM活動報告」にて社員に周知している。

■委員会活動

目的別に広報、採用、教育、厚生、環境整備の5つの委員会活動を立ち上げ、だれもが働きやすく、いきいきと活躍できる職場づくりに取り組んでいる。各委員会で目標を設定し、3年計画で目標達成のための活動を行っている。

■アニバーサリー休暇

2024(令和6)年2月に就業規則を改定し特別休暇を新設。「結婚を後押ししてお祝いをしたい」「家族との有意義な時間を過ごしてほしい」という思いから誕生日や結婚記念日を自己申告することで特別休暇を取得できる。高齢者はもちろん、若手採用のきっかけの一つにすることもねらいとしている。

今後の課題

いくつになっても目標をもって成長し続けられる「働きがいのある会社」を目指しており、2023(令和5)年から導入したキャリアパス制度について経済環境や組織の成長に合わせて今後もブラッシュアップを続け、だれもが幸せになれる制度にしていきたい。

出所:70歳雇用推進事例集2026

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